令和7年市長の年頭挨拶

更新日:2025年01月01日

笑うかぞには福来る

あけましておめでとうございます。

市民の皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

 

昨年を振り返りますと、国内においては、元日の能登半島地震をはじめ地震や水害などの自然災害の発生や続く物価高騰など、様々な課題を再認識させられた一年でした。

一方で、日本の探査機の月面初着陸や、パリ五輪・パラリンピックでの日本選手団の大活躍など、明るいニュースもたくさんありました。

 

こうした中、本市におきましては、能登半島へ職員や給水車を派遣する被災者支援、水道基本料金や学校給食費の一時免除などの物価高騰対策にスピード感を持って取り組みました。

また、加須未来館の宇宙服がテレビ番組の鑑定で高額評価を受けたり、パリ五輪に出場した松山選手や中島選手をはじめ本市の若者たちが躍動するなどのうれしい出来事もありました。

さらに、市民防災士と地域をつなぐ「加須市防災士連絡会」の設立、児童数の増加に対応した元和小学校の校舎増築の完了、ごみのリサイクル率十年連続全国ベスト5、県による市町村別のがん検診事業の評価において県内第二位、ふるさと納税の急増、長野県中野市との友好都市協定の締結など、これまでの「安全・安心・未来」への取組が形となって現れてきた一年でもありました。

 

本年は、総合振興計画の後期基本計画をはじめ、市の様々な計画を定める重要な年です。これまでの取組を振り返り、その経験を今後に生かしてまいります。

市民の皆様の「安全」を守り、「安心」を支える取組に更に磨きをかけるとともに、希望の「未来」へつながる施策にも注力してまいりたいと考えています。

置かれている環境と与えられている条件の中で、老若男女全ての市民が笑顔で暮らせるまちにするために、合理的な「判断」と問題を先送りしない責任ある「決断」を持って、様々な施策や事業をアップデートしながら取り組んでまいります。

 

本年三月二十三日、本市は合併十五周年を迎えます。

表題の「笑うかぞには福来る」は、この節目を迎えるに当たって、多数の応募の中から決定した本市の新たなキャッチコピーです。

笑顔には、人と人とをつなぎ、地域の絆を深め、「福」を呼び込む力があります。

これからも市民の皆様の声に耳を傾けながら、笑顔が絶えない加須市を目指してまいります。

 

結びに、本年が市民の皆様にとりまして、幸多き素晴らしい年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。

令和7年1月1日

加須市長 角田 守良

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