難問に挑んだ世界的数学者/谷山豊

更新日:2019年05月31日

谷山豊

谷山豊は、昭和2年(1927)に騎西町(現加須市騎西)に生まれました。

 

もともとの名前は「とよ」と読むのが正しいものの「ゆたか」と読み間違える人が多かったので、いつからか本人も「ゆたか」と名乗るようになり、世界的には「ユタカ・タニヤマ」の名前で知られています。

 

谷山は、騎西尋常小学校を経て、不動岡中学校(現不動岡高校)、浦和高等学校、東京大学理学部と進み、数学の研究に没頭しました。

 

東京大学理学部数学科助手、東京大学教養学部助教授を務め、昭和33年(1958)、31歳の若さで亡くなりました。

 

谷山豊の功績に、数学史上最大の難問であり、証明されるまで360年かかった「フェルマーの最終定理」を解くために重要な鍵を握った「谷山―志村予想」を提出したことが挙げられます。平成5年(1993)に「フェルマーの最終定理」を証明したイギリス人数学者アンドリュー・ワイルズ氏は、「フェルマーの最終定理」を証明するための核心は、「谷山―志村予想」を証明することにあったと語っています。

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