わが国解剖学の父/田口和美

更新日:2020年09月01日

田口和美

田口和美は、天保10(1839)年に医師・田口順庵の長男として、小野袋村(現加須市小野袋)に生まれました。

 

14歳で上京し和蘭医学を学び、23歳のとき、栃木県佐野市で開業しますが、医学研究の志はやまず、明治2年(1869)、30歳で再び上京し医学校兼病院で解剖学などの研究を続けました。

明治3年(1870)には、大学東校(東大医学部の前身)の教師となり、解剖所(後の解剖学教室)を33年間主宰しました。

 

明治10年(1877)には、東京大学医学部教授となり、明治21年(1888)には、医学博士号を授与されました。

その後は、日本解剖学会の初代会頭、日本連合医学会の初代会頭などを歴任しました。

 

  常に日本医学会の先頭に立ち、医学の発展に生涯を捧げ、明治37年(1904)2月、65歳で亡くなりました。

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