加須市学校給食基本計画

更新日:2023年02月09日

計画策定の背景

子どもたちが豊かな人間性を育み、生きる力を身に付けていくためには、「食」が重要であり、本来、食生活の基本は家庭で身に付けるものと考えます。

しかしながら、近年では、家庭で健全な食生活を実践することが困難な場面も増えてきており、子どもたちの偏った栄養摂取や朝食の欠食に代表されるような食生活の乱れは、肥満や過度の痩身、生活習慣病等を引き起こす一因となることが懸念されています。

こうした中、健康的な食習慣の形成の必要性は小学校、中学校学習指導要領(平成29年告示)の総則にも示され、さらに、特別活動の章に「食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成」として取り組むべき内容が示されており、学校給食及び食育の推進は重要な教育活動の一つとして位置付けられています。

そこで、これまでの学校給食への取組の成果と課題、本市を取り巻く社会経済情勢の変化、国・県の動向などを踏まえ、安全で安心な学校給食の提供と健やかな心と体の育成、学校給食に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、この度、「加須市学校給食基本計画」を策定しました。

計画期間

5年間(令和5年度~令和9年度)

基本理念

適切な栄養の摂取により子どもたちの健康の保持増進を図るとともに、日常生活における食事についての正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力と望ましい食習慣を養うため、安全で安心な学校給食を安定的に提供し、子どもたちの健やかな心身の成長のために、次の基本理念を定めました。

安全で安心な学校給食の提供と健やかな心と体の育成

 

基本目標

1. 安全で安心な学校給食の実施

【基本方針】

  • 学校給食衛生管理基準に基づき、安全で安心な学校給食を提供します。
  • 学校給食摂取基準を踏まえながら、栄養バランスに優れたおいしい学校給食を提供します。
  • 食物アレルギーのある児童・生徒、園児に配慮した献立を作成します。

2. 食育の推進

【基本方針】

  • 子どもたちが食に関する正しい知識を得て、望ましい食習慣を身に付けることができるよう、栄養教諭を活用した食育の実践的指導を推進します。
  • 日本の各地域や世界の国々の様々な食文化に興味・関心を持つように献立を工夫することで、学校給食を活用し、学ぶ機会を創出します。

3. 地産地消の推進

【基本方針】

  • 地産地消の観点から、地元産の新鮮で安全安心な食材を学校給食に積極的に取り入れ、郷土加須市に対する理解を深めます。
  • 地場産物の学校給食への積極的な使用により、地域農業等の振興の一助とします。

4. 学校給食の安定的な提供

【基本方針】

  • 学校給食法第11条の学校給食に要する経費の負担の規定に基づき、学校給食を適正に運営します。
  • 令和5年8月に北川辺学校給食センターを廃止し、同年9月から加須学校給食センターと騎西学校給食センターの2センター体制とします。
  • 児童生徒・園児数の減少傾向は今後も続くことが見込まれており、こうした状況を見極めながら、学校給食センターのあり方を検討します。
  • 安全で安心な学校給食を安定的に提供するため、現在、市直営で行っている騎西学校給食センターの調理業務を民間事業者へ委託することを検討します。

関係ファイル

この記事に関するお問い合わせ先

学校教育部 学校給食課(加須学校給食センター)

〒 347-0052
埼玉県加須市町屋新田1144番地1
電話番号:0480-68-3755 ファックス番号:0480-68-3243
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