リプロダクティブ・ヘルス/ライツの尊重

更新日:2023年03月31日

リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは

リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは、1994年にカイロで開催された国際人口・開発会議において提唱された概念で、「性と生殖に関する健康と権利」と訳されます。
性や子どもを産むことに関わるすべてにおいて、身体的にも精神的にも社会的にも本人の意思が尊重され、自分らしく生きられることを「リプロダクティブ・ヘルス」といい、自分の身体に関することを自分自身で決められる権利のことを「リプロダクティブ・ライツ」といいます。
女性は、妊娠、出産など、男性とは異なった身体的特徴があるため、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点に配慮する必要があり、男性もこのことについて理解を深めることが必要です。
自分のからだ・自分の人生を守るために、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの観点から、男女が性の知識を正しく得ることが大切です。

また、現在では、リプロダクティブ・ヘルス/ライツは、「セクシャル・ヘルス/ライツ」を含むセクシャル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ「SRHR」へと進展しています。

SRHRとは

セクシャルリプロダクティブ・ヘルス/ライツは、英語のSexual and Reproductive Health and Rightsの頭文字をとって「SRHR」といいます。

・セクシャル・ヘルス(Sexual Health)
自分の「性」に関することについて、心身とも満たされて幸せを感じられ、またその状態を社会的にも認められていること。

・セクシャル・ライツ(Sexual Rights)
セクシュアリティを自分で決められる権利。自分の愛する人、自分のプライバシー、自分の性的な快楽、自分の性のあり方(男か女かそのどちらでもないか)を自分で決められる権利のこと。

SRHRは、生殖可能な時期だけでなく、思春期や更年期、老齢期を含む一生を通して幅広く性と生殖の健康を保障する考えです。
自分の性やからだに関心を持つことで、一人ひとりのSRHRが尊重される社会を築きましょう。

第2次加須市男女共同参画基本計画「加須市男女共同参画プラン」における市の取組

市では、加須市男女共同参画プランにおいて、性と生殖に関する健康と権利の尊重を施策の一つとして掲げ、男女がそれぞれの心身の特徴を十分に理解し合い、主体的に性や妊娠等に関する健康について決定できるように、正しい理解や情報の提供に努めることとしています。

 

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 人権・男女共同参画課(本庁舎3階)

〒 347-8501
埼玉県加須市三俣二丁目1番地1
電話番号:0480-62-1111(代表) ファックス番号:0480-62-5981
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