令和5年度 年度始め式

更新日:2023年04月07日

令和5年4月3日(月曜日)

年度始め式に当たり、簡潔に3つ申し上げます。

 

1ひとつめ(表彰のお祝い)

先ほどの職員表彰について申し上げます。

功績表彰では、新たな発想や工夫などによって業務改善に取り組んでいただいた1件5名の皆様を、永年勤続表彰では、30年の長きにわたり御努力をいただいた26名の職員の皆様を、職員提案表彰では、前例踏襲に捉われず日々の業務の改善に取り組んでいただいた6件6課の皆様を、それぞれ表彰させていただきました。

いずれも、本人の努力、発想やアイデアはもちろんですが、その前提として、上司や同僚あるいは御家族など、多くの皆様の支援と協力があったからこその成果でもあります。

表彰を受けられた皆様には、支えていただいている皆様を含めて、改めて、心からお祝いとお礼を申し上げます。

おめでとうございました。

 

2ふたつめ(幹部職員・新規採用職員へのメッセージ)

先ほど紹介がありました部長級職員及び新規採用職員の皆様に申し上げます。

まず、部長級職員19名の皆様は、各セクションにおける最高責任者であります。私が目指している政策や施策を実現できる人材として、任命させていただきました。当然、私に任命責任があります。

ぜひ存分に、力を発揮していただきたいと思います。

また、新規採用職員20名の皆様には、先ほど辞令をお渡ししたときにも少し話をしましたが、この場ではムーンショットという呼び名のプロジェクトをご紹介したいと思います。ご存じでしょうか。

我が国の政府の中で主に内閣府が進めている、従来の延長線上にはない、より大胆で、より斬新な発想で進める挑戦的な研究開発プロジェクトをそう呼んでいます。

その語源は、1961年、アメリカのケネディ大統領が就任式で言った「10年以内に人類を月に送って、無事に地球に帰還させる」という言葉にあります。アポロ計画です。最初は、多くの人が「夢物語だ」と笑いました。しかし、実現されました。それ以来、未来を展望して、どんなに困難でも、実現不可能なことでも、実現したら大きなインパクトをもたらす、そういう壮大な目標に挑戦すること、それを表す言葉としてムーンショットが使われています。

2016年に、グーグルが「AIを使って完全自動運転の自動車を作る」と発表したときにも「ばかばかしい」、「できっこない」、「夢だ」、「非現実的だ」と酷評する人がいました。それが今や実現寸前であり、レベル4の自動運転が始まりました。

皆様の若い力、創造力、そして行動力は、組織のパワーの一つです。ぜひ力を発揮してください。

 

3みっつめ(職員へのメッセージ)

全ての職員の皆様に申し上げます。

加須市を取り巻く環境は、激動の中、変化の中にあります。混沌とする世界情勢の影響は、日本のそして加須市の隅々にまで及んでいます。少子化の進行とそれに伴う人口減少、高齢化も、技術革新も、コロナ禍も、先を見通すことができない難しい課題が山積しています。

では、こんな時代にどうしたらよいのか。

これは誰もが考えていると思います。逆説的な言い方かもしれませんが、「頑張らない」・「頑張り過ぎない」という精神で今年はいきましょう。

頑張るだけで、頑張っているということだけで評価される時代は終わっています。頑張るだけでは、逆に、生産性の高い仕事はできず、結果も出ないことが多いと思います。

新しい価値、新しい仕事、新しい成果は、いつの時代でも余裕のある状態、余裕のある思考から生まれます。そんな余裕をつくるためには、たくさんある、抱え込み過ぎている何かをしないこと・何かを捨てることが必要です。

では、何を捨てるのか。

無駄・やらなくてもよい仕事を捨てましょう。捨てた分だけ楽になり、余裕が生まれて、より価値の高い仕事を生み出すことができます。自分だけができる価値のある仕事というのもあるかもしれません。

先ほど唱和した職員行動指針にも「考える職員」という言葉があります。

「未来は希望と不安でできています」というフレーズは、私もよく使うのですが、先日、「未来は希望と心配でできている」と同じ様なことを言う人がいました。

未来は予測不能です。

余裕をもって、新しい価値を生み出して、希望の未来を実現してまいりましょう。

本年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

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