令和7年度のカメムシ類の動向及び防除の徹底について(イネカメムシの防除対策)

更新日:2025年03月26日

高温に伴うカメムシ類の令和7年度の動向について

埼玉県農林部農産物安全課から事務連絡がありましたのでお知らせします。

気象庁が令和7年2月25日に発表した予報によれば、東日本の3月から5月の平均気温は平年並から高い見込みとなっており、カメムシ類の活動再開時期が例年より早まるおそれがあります。

また、6月~8月の平均気温は全国的に高い見込みであり、世代交代数の増加による発生量の増加や加害時期の長期化が懸念されます。

令和7年におけるカメムシ類の被害を軽減するため、以下の対策の徹底をお願いします。

1 被害が懸念される地域(発生時期の早期化が懸念される地域や越冬量の多い地域等)においては、地域の発生状況を注視する。

2 栽培初期からのほ場の見回りやほ場内のきめ細やかな観察によりほ場の発生状況を注視するとともに、地域一体で適期防除が実施できるよう発生状況を地域内で共有する。

令和6年度の状況(参考)

水稲のもみが実らない不稔や、玄米の一部が黒く変色する斑点米などの被害をもたらすイネカメムシの影響で、令和6年産水稲の品質の低下や収量の減少などが報告されました。

7月から9月にかけてイネカメムシが発生し、農作物の被害を防ぐために防除を徹底し、稲刈り後は来年産の被害を防止するため、速やかに耕うんして刈株を埋没・枯死させ、イネカメムシの生息場所をつくらないように努めましょう。

イネカメムシの特徴

1 特に稲への嗜好(しこう)性が高い。

2 卵ではなく成虫個体が越冬する。

3 斑点米を発生させるだけでなく出穂期に吸汁して不稔(籾が実らない)を引き起こす。

詳細は、以下のチラシ等を参照してください。

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