お花が池

更新日:2024年05月15日

貴重な生物が生息

加須市北下新井地内にある「お花が池」は、天明六年(1786)の旧河川十王排水の決壊口跡で、現況水面積約6,000平方メートルの沼地であり、この池は、埼玉県絶滅危惧1B類のオオモノサシトンボの生息が確認される他、絶滅危惧2類のサンショウモ(シダの仲間の浮草)が晩夏に水面を覆いつくす等、貴重な自然環境が現存しています。

お花が池

令和6年5月15日 撮影

「お花が池」の由来に歴史あり

「お花が池」の名前の由来は、大正初期に「お花」という女の人が入水し、そのときに蛇の目傘と五寸歯の下駄がそろえてあり、哀れさを誘ったので「お花が池」と呼ぶようになったと言われています。

小学生を対象とした環境学習会の実施

環境学習会の様子(7月頃)

市では、地元小学校児童を対象に、「お花が池」に生息する希少な動植物の観察をとおして、身近に残された貴重な自然環境を知るとともに、その生態系の保護について考える機会を提供するため、例年6~7月頃に「環境学習会」を実施しています。

貴重な自然環境の保全

草刈り作業

年数回、埼玉県生態系保護協会加須支部及び地元住民による草刈等の活動により、「お花が池」の自然環境が保たれています。

埼玉県生態系保護協会加須支部の活動について

環境学習会の様子(座学)

環境学習会(座学)の様子

【活動内容】

・「お花が池」観察会

・外来種捕獲大作戦

・「お花が池」の草刈り

・ごみ拾い

・ミゾコウジュ及びヒメシロアサザ管理作業

注釈:その他、多数の活動を実施しています。

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