ごみの収集や処理中の火災発生を防ぐために

更新日:2025年06月11日

充電式電池類やスプレー缶、ライターは「危険ごみ」として、分別の徹底をお願いいたします。

令和6年5月31日 プラスチック類・ゴム製品の中間処理工場で火災が発生しました

令和6年5月31日(金曜日)午前8時50分頃、加須市のプラスチック類・ゴム製品の中間処理を委託している事業者の工場内で、火災が発生しました。

加須市のプラスチック類・ゴム製品の中間処理(選別し、リサイクル事業者に引き渡すための処理)を行っている際に発煙が確認され、出火の原因につきましては、発煙元を確認したところ焼け焦げたモバイルバッテリーがあり、これが処理の過程で破損し発火したものと推定されています。

消火後の廃棄物
発火したと思われるもの

リチウムイオン電池などの危険性について

モバイルバッテリーや充電式電池など、リチウムイオン電池がごみ収集車に収集されるとき、あるいはごみ処理施設において破砕機にかけられるときなどに圧力が加わると、破損・変形し、ショートする可能性があります。

その際、周囲の可燃性ごみに引火し、下記イラストのように発火することがあり、大変危険です。

 

全体がプラスチックでできていて、一見するとリチウムイオン電池など入っていないように見える製品も多いですが、

『スイッチをいれて使う』

『充電して使う』

『コードをさして使う』

『電子音が鳴る』

『電池を入れて使う』

などの製品であった場合は、絶対に【プラスチック類・ゴム製品】には混ぜないで、【危険ごみ】として分別してください。

破砕機

出典:(公財)日本容器包装リサイクル協会

出典:(公財)日本容器包装リサイクル協会

取り外したリチウムイオン電池などの充電式電池類の出し方

市役所(本庁舎・各総合支所)に充電式電池専用の回収ボックスがあります。

こちらは市役所が開いている時間であればいつでも出すことができます。

詳細は以下のページをご参照ください。

集積所に出す場合は、危険ごみの「乾電池」として集積所へ出して下さい。

過去の発火事故について

令和5年1月26日 大利根地域のごみ収集車両から火災が発生しました

令和5年1月26日(木曜日)午前9時30分頃、大利根地域での、燃やさないごみの収集作業中に、収集車両の火災が発生しました。

収集車両は作業を中止し、加須消防署大利根分署に車両を移動させ、市職員立ち会いのもと、加須消防署大利根分署で検分を行った結果、ごみ収集車両内に、焼け焦げて変形したモバイルバッテリーがあり、これが発火したものと推定されます。

焼け焦げて変形したモバイルバッテリー(熱120℃)

モバイルバッテリー、電子タバコ、そのほか充電式のもので電池の取り外しができない場合も含めて、リチウムイオン電池は危険ごみ(電池)として、電極部分に絶縁テープなどで絶縁処理をして集積所へ出して下さい。

また、加須市役所本庁舎、各総合支所にリチウムイオン電池の回収ボックスがありますので、併せてご利用ください。

令和3年1月16日 加須クリーンセンター内で火災が発生しました

令和3年1月16日(土曜日)午後4時頃、加須クリーンセンター内で火災が発生しました。

今回の火災は、屋外に設置している不燃物を一時的に保管している金属製のコンテナ内で出火し、傘やおもちゃなどのプラスチック等に引火したもので、幸いにも建物には延焼はせず、人的被害もありませんでした。

出火原因につきましては、市職員立ち会いのもと、消防署と警察署で現場検証を行ったところ、コンテナ内の燃え方がひどかった箇所からリチウムイオン電池が見つかり、確定ではありませんが、これから発火したのではないかと推定されます。

 

加須クリーンセンター内火災
原因と思われるモバイルバッテリー

令和3年6月10日 ごみ収集車で火災が発生しました

令和3年6月10日(木曜日)午前10時頃、収集作業中のごみ収集車にて火災が発生しました。

 

今回の火災は、各ごみ集積所から燃やさなごみを回収している最中に出火し、近くの消防分署へ移動し、速やかに消火活動を行ったため大きな被害はありませんでした。

出火の原因につきましては、市職員立会いのもと、消防署と警察署で現場検証を行ったところ、出火元とされる個所からライターとスプレー缶が見つかり、確定ではありませんが、ここから出火したのではないかと推測されます

ごみ収集車火災
ごみ収集車火災

令和3年6月17日 加須クリーンセンター粗大ごみ処理施設で発煙事故が発生しました

令和3年6月17日(木曜日)午前10時50分頃、加須クリーンセンター粗大ごみ処理施設にて発煙事故が発生しました。

今回の発煙事故は、粗大ごみ処理施設の破砕前コンベア上で発見され、幸いにも処理施設への被害はありませんでした。

 

発煙の原因につきましては、特定できておりませんが、発煙元から焦げたスプレー缶が見つかっています。

加須クリーンセンター粗大ごみ処理施設発煙事故
加須クリーンセンター粗大ごみ処理施設発煙事故

上記の事故は、充電式電池やスプレー缶、ライターなどの「危険ごみ」が「燃やさないごみ」として出されたことが原因です。

充電式電池やスプレー缶、ライターは「危険ごみ」として、分別の徹底をお願いいたします。

このような火災・発煙事故が近年、全国のごみ処理施設やリサイクルセンターで多発しています。特に、リチウムイオン電池は中に燃えやすい液体が入っていることもあり、発火リスクが特に高いといわれていますのでご注意ください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境安全部 資源リサイクル課(加須クリーンセンター)

〒 347-0043
埼玉県加須市馬内1790
電話番号:0480-61-3671
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