手描きこいのぼり(橋本弥喜智商店)
橋本弥喜智商店(平成28年9月閉店)

こいのぼり作成風景
橋本さんが作る手描きこいのぼりは、金や銀の色を使った豪華絢爛な色彩で、描いては乾かし、描いては乾かしを繰り返すのが特徴です。 木綿と顔料だけを使って、職人さんが刷毛で一筆一筆に精根込めて描いていくもので、12の色彩を縦横に使い、18もの工程を費やします。 熟練の職人さんが1か月以上かけて作り上げたこいのぼりは、まるで生きているかのように勢いがあり、そして美しく可憐です。
長年、市内に手描きの店は明治41年に創業した老舗の橋本弥喜智(やきち)商店一軒のみとなっていましたが、全国的に貴重な手描きの店ということで全国に知れ渡り、ぜひ手書きこいのぼりがほしいという注文が増えていったそうです。

ジャンボこいのぼり作成風景
県内唯一の手描きこいのぼり製造元であった橋本弥喜智商店は平成28年9月末をもって惜しまれつつ閉店しましたが、今なお、市内には3軒のこいのぼり製造及び販売店があり、加須市のこいのぼり生産量は日本有数となっており、市民が誇る特産品となっています。
手書きこいのぼりが作られるまで
さいだん

木綿の布をこいの大きさに切ります。
ほうせい

こいの大きさに切った布をミシンで縫いあわせます。
目まわし

ブンマワシというコンパスのような道具を使い、目の部分を描きます。
すじがき

うろこなど、基本となるすじを描きます。
色つけ

特別な皮を使って色を塗ります。 長い間修行したわざが必要になってくる部分です。
黒目入れ

こいのぼりの命となる黒目を入れます。
竹の口輪づけ

竹の口輪をつけて出来上がりです。
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更新日:2021年04月30日