給食の味をご家庭でも!給食レシピを紹介します!
栄養士おすすめの学校給食レシピを紹介します。ぜひ、ご家庭でも作ってみてください。 下表のメニュー名(PDFファイル)をクリックし、ご覧ください。
令和5年度
白菜のシチュー☆NEW!!☆
白菜は、寒さが厳しくなるこの季節に一段と甘みが増しておいしくなります。白菜などの冬の野菜は、糖分を蓄えることで寒い冬の畑でも凍ってしまわないように身を守ります。白菜は、ほとんどが水分ですが、かぜの予防や免疫力を上げるビタミンCを始め、カリウムやカルシウムなどのミネラルやおなかの調子を良くする食物繊維も豊富です。
ほうれん草のごま和え
旬の野菜「ほうれん草」を主役にしたごま和えです。野菜はゆでるとかさが減り、食べやすくなります。リクエスト献立になるほど、子どもたちに人気のメニューですので、ご家庭でも作ってみてください。
八杯汁
「八杯汁」は福島県の郷土料理です。あまりにもおいしくて8杯はおかわりをしたくなるというところから「八杯汁」と名付けられたそうです。加須市と福島県の双葉町は、友好都市です。今から、12年前の3月11日に東日本大震災がありました。多くの人が被害に遭い、亡くなられた方も大勢います。加須市にも双葉町からたくさんの人が避難してきました。「東日本大震災があったことを忘れずに、もし困っている人がいたら助け合う心を忘れないでほしい」という願いがこもった献立です。
シンガポールビーフン
ビーフンは米粉を50%以上使用し麺状に加工したものです。漢字にすると「米粉」と書き、もともとは閩南語(ビンナンゴ:広義で福建省南部、台湾、シンガポールなどで話される言語)でお米の麺を「ビーフン」と発音することから、日本でも同じ呼び名が広まりました。
ビーフンは、さまざまな具材や味付けとも相性がよく、和洋中問わず、炒め物や汁物、和え物として食べられています。
トックスーフ゜
「トック」は韓国のおもちです。韓国ではスープのことを「クッ」というので「トックク」と呼ばれています。日本のおもちは「もち米」で作るので、煮たり焼いたりすると、とてもよく伸びます。一方、韓国の「トック」は「うるち米」という、みなさんが普段ごはんで食べているお米で作られています。そのためスープに入れてもそれほど伸びず、形も変わりません。
にんじんシリシリ
にんじんシリシリは、沖縄県の家庭料理で、「にんじんシリシリー」とも呼ばれています。「シリシリー」という不思議な名前は、にんじんを切る(おろす)専用の「シリシリ器」という道具を使うからとか、切る時の動作や音からそう呼ばれるようになったといわれています。暑い時期でもにんじんをたくさん食べられる料理です。
レバーとポテトのオーロラソースあえ
レバーには体を作るもとになるたんぱく質や、血液の中で大切な役割である鉄分が多く含まれています。鉄分が足りなくなると貧血という病気になり、つかれやすくなったり、めまいを起こしたりします。レバーには独特のにおいがありますが、しっかり下ごしらえをして油で揚げるとあまり気になりません。ケチャップとソース、砂糖で作ったオーロラソースであえています。
レバーとポテトのオーロラソースあえ (PDFファイル: 429.8KB)
ビビンバの具
ビビンバは韓国の代表的な料理のひとつです。「ビビン」が「混ぜる」、「バッ(パッ)」は「ご飯」の意味で、ご飯にナムル(もやしや山菜をごま油で和えたもの)と卵や肉をのせて、コチュジャン、ごま油などお好みの調味料とよく混ぜて食べます。韓国では、家庭にある材料で手軽に作るものから、屋台や専門店で提供されるものなど、さまざまな種類のビビンバがあります。
ポテトきんぴら☆NEW!!☆
「新じゃが」が、おいしい季節になりました。じゃがいもに含まれる栄養素といえば、炭水化物と思う人が多いと思いますが、実はビタミンCも豊富です。その量は、みかんに匹敵するほどで、熱に壊れにくい性質があります。旬のじゃがいもを、上手に活用していきたいですね。
子どもたちにも人気のメニュー「ポテトきんぴら」を、おうちでも作ってみてください。
令和4年度
コロコロ大学いも
さつまいもを1.5cm角にそろえているので、ムラが少なくきれいに揚がります。
小さい大学いもなので小さなお子さんでも食べやすく、また、お弁当のおかずにもよいです。
豚キムチたまご炒め☆NEW!!☆
辛いキムチが苦手な人でも食べやすいキムチ炒めです。
彩りも鮮やかな食欲をそそる一品です。キムチの味で辛さが変わりますので、調味料は好みで調節してください。辛さが足りない場合は、キムチの汁やラー油を加えてください。
鶏肉のじゅうねん焼き
鶏肉のじゅうねん焼きは、福島県の郷土料理です。「じゅうねん」とは「えごま」のことで、福島では古くから栽培されていました。えごまの種子は、十年経っても蒔けば芽を出すことや、食べると十年長生きするほど栄養価が高いといわれることから、この名がついたとされています。
えごまの種子は、体内の中性脂肪や悪玉コレステロールを抑える働きのある、α-リノレン酸が多く含まれています。
みぞれ汁
「みぞれ汁」は、大根おろしがたくさん入ったすまし汁です。雨まじりの雪のことを「みぞれ」と言いますが、大根おろしがその様子に似ているので、この名前がつきました。
ことわざに「大根おろしに医者いらず」というものがあります。この季節に大根おろしを食べていれば、医者にかからず元気でいられるという意味のことわざです。大根はほとんどが水分ですが、ビタミンCやごはん・パンなどのでんぷんやたんぱく質の消化を助ける成分も入っています。
白菜のポークカレー
寒くなるほど栄養を蓄え甘味が増す白菜は、加熱せずに生で食べてもおいしく味わうことができる野菜です。ビタミンCを多く含み、風邪予防にも一役買います。
白菜のポークカレーは、加須市産の新鮮な白菜を使い、隠し味にしょうゆを入れて和風に仕上げています。
三色そぼろ
三色そぼろというと、色ごとに具材を分けてごはんにのせるイメージが強いと思いますが、給食ではセンターの調理工程上、全部混ぜ合わせて提供しています。
ごはんによく合う味付けで、子どもたちも三色そぼろの日は、ごはんをもりもり食べてくれます。お弁当のおかずにも、おすすめです。
とうがんと豆腐のスープ
「とうがん」は漢字で「冬」の「瓜」と書きます。
名前に「冬」とつくので「冬」が旬だと思われがちですが、夏にとれる野菜です。収穫した後、涼しい場所に丸のまま保存すれば、冬まで食べられるので「冬瓜」という名前が付いたようです。
95%が水分で、体の熱を冷ます効果があります。
カリウムやビタミンCなどが比較的多いのが特徴です。
とうがんと豆腐のスープ (PDFファイル: 420.2KB)
ツナとマカロニのカレーソテー
ツナの名称で販売されている缶詰は、マグロを調味油やスープで味付けしたものです。
加熱済みで味がついているので下ごしらえの必要もなく、そのまま料理に使えるのでとても便利です。
今回は油漬けを使用していますが、あっさり味が好みの方は、スープ煮タイプがお勧めです。
また、マグロではなくカツオで作られた製品もツナとして販売されているので、お好みで使いわけてください。
ツナとマカロニのカレーソテー (PDFファイル: 432.4KB)
もずくスープ
「もずく」は、低エネルギーで食物繊維が豊富です。独特のぬめりのもとになっているのが食物繊維で、抗がん・抗菌作用や、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。
酢の物で食べることが多い「もずく」ですが、スープの具にしても、つるつるしておいしいですよ。
たけのこごはんの具
「たけのこ」は、成長が早く、1日に70センチメートルも伸びてしまいます。土から顔を出したら、すぐに収穫しないと、あっという間に竹になり、食べられなくなってしまうほど、成長が早いです。旬の「たけのこ」は、やわらかく、ほのかな甘みもあります。また、おなかをすっきりさせる食物繊維も豊富です。
たけのこごはんの具とごはんをしっかり混ぜていただきましょう。
さわらの甘酢あんかけ
さわらは「鰆」と書くように、春を告げる魚といわれています。サバ科の青魚で、身は白く見えますが赤身に分類されます。脳の働きを助けたり、血液の流れをよくしたりする成分(DHA、EPA)が多く、たんぱく質やビタミンB2、鉄、亜鉛も豊富です。
令和3年度
木甘坊のトマトスープ
北川辺地域の特産品「木甘坊」を使ったスープです。木の上で熟した甘いトマトをイメージしてつけられた名前のとおり、スープにトマトの甘みが溶け出します。
厚揚げと白菜のそぼろ煮
寒さが厳しい中で育った白菜やねぎは、甘みも増しておいしいです。ご家庭でも地元の野菜を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
厚揚げと白菜のそぼろ煮 (PDFファイル: 469.7KB)
根菜の和風シチュー
牛乳と和食の組み合わせは意外だと思われがちですが、牛乳を使った料理は飛鳥時代に作られた、鶏肉と野菜を牛乳とだしで煮込んだ「飛鳥鍋」があります。また、みそ汁に牛乳を加えた「飛鳥汁」も食べられるようになり、現在の奈良県の郷土食になっています。
当時の日本では、牛乳は貴重品であり身分の高い人達でないと口にすることはできませんでした。牛乳から作られた乳製品を醍醐と呼び最も良いものとされたことから「醍醐味」という言葉の由来になったと言われています。
鶏肉のみそ焼き
みそには肉や魚の独特の臭みを和らげる働きがあります。これは、みその主成分であるたんぱく質が臭いを吸着させる働きがあるからです。加えて、みその香りとうま味が素材の風味を引き立たせます。
「鶏肉のみそ焼き」は、鶏肉を調味料に漬け込み、焼くだけで簡単に作れるので、ぜひご家庭でも試してみてください。
卵とコーンの中華スープ
「とうもろこし」のお話をします。「とうもろこし」は、今から5500年~7500年も前から作られていたと言われています。日本へは、約450年前にポルトガルから伝わったそうです。「とうもろこし」は、体を動かすエネルギーとなる「糖質」や、体の中の余分な塩分を排出してくれる「カリウム」、目や肌の健康を保ってくれる「ルテイン」など様々な栄養が入っています。とうもろこしのやさしい甘さがおいしい、中華風のかき玉スープです。ぜひ、寒い冬に体が温まる「卵とコーンの中華スープ」をご家庭で作ってみてください。
卵とコーンの中華スープ (PDFファイル: 425.4KB)
ジュリアンスープ
ジュリアンとはフランス語で“女性の髪の毛のように細い”という意味で、ジュリアンスープは千切り野菜のコンソメスープです。具材を細切りにするので、火の通りが早く短時間で出来上がります。具材に決まりはないので、季節の野菜をたくさん使って作ってみてください。
大豆とさつまいものあまからあえ
大豆は漢字で「大きい豆」と書きます。漢字の由来は「つぶが大きいから」と思われがちですが、それよりも「大切な豆」という意味がこめられているそうです。大豆は、そのままの姿で食べられることもあれば、豆腐や味噌、醤油などに加工され食卓に並ぶこともあります。古くから日本で食べられ、生活に欠かせない食べ物です。たんぱく質を豊富に含み、比較的安価に手に入るため、給食でも重宝しています。煮物やスープ等に入っている大豆が苦手でも「これなら食べられる」とおいしそうにもりもり食べてくれる子もいました。旬のさつまいもと合わせて、大豆をおいしくいただきましょう。
大豆とさつまいものあまからあえ (PDFファイル: 440.9KB)
豆腐のピり辛スープ
豆腐のピリ辛スープは、さっぱりとした味の中華スープです。ピリ辛のもとは、「豆板醤(とうばんじゃん)」を使っています。「豆板醤」は、そら豆が原料の味噌です。干したそら豆を水で戻し、唐辛子と一緒に甕(かめ)に入れ、塩と小麦粉を振り、天日に当てて、毎日、混ぜながら3年ほど熟成させて作るそうです。給食では、低学年の児童も食べられるように辛さを控えめにしています。食べる人に合わせて豆板醤を調節して作ってください。
炒めナムル
ナムルは、韓国料理や焼き肉屋でも定番の和え物です。ほうれんそう、もやし、にんじん、ぜんまい等の野菜を茹でてごま油やしょう油などで味付けしてあります。
普通は一種類の野菜だけで作られていますが、給食では順番に野菜を炒めて味付けして作ります。また、本来ナムルに肉は入れないのですが、食べやすいようにビビンバ風に仕上げてあります。ご飯の上にのせて食べてください。(注釈)
注釈: ご飯の上に味付けした肉とキムチ、各種ナムルを乗せるとビビンバという料理になります。
ホイコーロー
ホイコーローは、ゆでた豚肉のかたまりを祭りの貢ぎ物としてささげた後、おいしく食べられるようにと考えられた中国の料理です。名前は漢字で「回鍋肉」と表し、一度ゆでた豚肉を再び鍋に戻して炒められる調理法が由来となっています。しかし、日本と本場中国では、主流になっている作り方が異なります。日本では豚肉はゆでずに野菜と一緒に炒めることが多く、給食でも同様の作り方で調理しています。
ウェーブワンタンスープ
「ワンタン」は、中国の料理です。中国の全土で食べられていますが、地域によって「フントン」とか「シャオショウ」、「ビエンシー」など呼び方も様々です。「ワンタン」と呼ぶのは、中国でも広東の地域で、日本の「ワンタン」の呼び方もここからきているようです。「ワンタン」は、漢字で「雲を呑む」と書き、中国では「ワンタン」のスープを飲むと、いいことが起こると言われ、縁起の良い食べ物です。
ウェーブワンタンスープ (PDFファイル: 412.7KB)
この記事に関するお問い合わせ先
学校教育部 学校給食課(加須学校給食センター)
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電話番号:0480-68-3755 ファックス番号:0480-68-3243
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更新日:2024年02月22日