下水道汚泥のリサイクル

更新日:2022年03月29日

 加須市環境浄化センターでは、一日平均で約15,000立方メートルの汚水を処理しており、これに伴い毎日約10トンの下水道汚泥が発生しています。埋め立てて処分するという従来の対応策では、環境問題、埋め立て処分地の確保など多くの問題があります。

 そこで、加須市では、豊かな自然と快適な環境のまちづくりへの取り組みとして、汚水処理の際に発生した下水道汚泥をセメント原料及び肥料原料に100%リサイクルし、積極的に有効利用しています。

下水道汚泥リサイクルの流れを表した図

下水道汚泥リサイクルの流れ

建設資材

 セメントの主な原料は、石灰石、粘土、シリカ質原料、鉄原料等で構成されています。

 下水道汚泥を燃やして灰にしたもの(焼却灰)は、一般的にこの粘土材料と同様の成分を含んでいるため、セメント原料の一部として利用できます。

下水道汚泥を原料とした肥料

 下水道汚泥は、植物の生育に必要な窒素、リン酸等の肥効成分を含んでいるため、肥料としてリサイクルし、有効に利用することができます。下水道汚泥を原料として発酵熟成させた有機肥料は、緑農地及びグリーンカーテン等に利用できます。

「環境浄化センターで発生した下水汚泥をリサイクルした肥料で育てています。」と書かれたグリーンカーテンPR看板の写真
リサイクルした肥料で育つグリーンカーテンのプランター写真

リサイクルした肥料で育つグリーンカーテン(加須市環境浄化センター)

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道部 下水道課

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埼玉県加須市花崎2046番地
電話番号:0480-65-8981 ファックス番号:0480-65-5332
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