高齢者虐待の防止

更新日:2023年06月02日

高齢者が地域のなかで尊厳を持って暮らせる社会において、虐待は重大な人権侵害です。
早期に発見、あるいは相談窓口に相談いただくことは、事態の深刻化を防ぐことにつながります。

高齢者虐待とは

高齢者虐待とは、65歳以上の高齢者に対し、養護者(高齢者を現に養護している家族、親族、同居人等)または養介護施設従事者等(介護サービス事業所や介護施設の職員)が行う次のような行為をいいます。
1.身体的虐待
殴る、蹴る、つねる等の暴力をふるう
無理やり食事を口に入れる
ベッドに縛り付ける
2.心理的虐待
怒鳴る、ののしる、悪口を言う
意図的に無視する
3.介護・世話の放棄・放任(ネグレクト)
入浴させず異臭がする
髪が伸び放題になっている
水分や食事を十分に与えない
室内がゴミだらけ等、劣悪な環境で生活させる
4.経済的虐待
生活費を渡さない
自宅等を無断で売る
年金や貯金を本人の意思に反して使用する
5.性的虐待
排せつを失敗した際、下半身を裸にして放置する
わいせつな行為をしたり、強要する

高齢者虐待のサイン

高齢者虐待への認識を深め、高齢者虐待を受けている高齢者が発する「サイン」への気づきが大切です。

【主な虐待のサイン】

1.身体に小さな傷が頻繁にみられる。
2.急におびえたり、恐ろしがったりする。
3.「怖いから家にいたくない」等の訴えがある。
4.不規則な睡眠(悪夢、眠ることへの恐怖、過度の睡眠等)を訴える。
5.年金や財産収入等があることは明白なのにもかかわらず、お金がないと訴える。
6.居住部屋、住居が極めて非衛生的になっている、また異臭を放っている。
7.寝具や衣服が汚れたままになっている。
8.高齢者の世話や介護に対する拒否的な発言がしばしばみられる。
9.養護者等が高齢者に対して過度に乱暴な口のきき方をする。
10.自宅から高齢者や介護者・家族の怒鳴り声や悲鳴、うめき声、物が投げられる音が聞こえる。

(参考)東京都高齢者虐待対応マニュアル

虐待を発見したとき、虐待かな?と思ったときは

虐待を受けている高齢者を発見したときは、市の担当窓口、お近くの高齢者相談センター(地域包括支援センター)または埼玉県虐待通報ダイヤルにご連絡ください。(通報の秘密は守られます。)

〇市の担当窓口

担当窓口 電話番号
福祉部高齢介護課 0480-62-1111(代表)
騎西総合支所福祉健康担当 0480-73-1111(代表)
北川辺総合支所福祉健康担当 0280-61-1204(課直通)
大利根総合支所福祉健康担当 0480-72-1317(課直通)


〇高齢者相談センター(地域包括支援センター)

お住まいの地域・地区 担当する高齢者相談センターの名称 電話番号
加須・大桑・水深地区 加須・大桑・水深高齢者相談センター愛泉苑 0480-65-6936
不動岡・礼羽・志多見地区 不動岡・礼羽・志多見高齢者相談センターみずほの里 0480-63-0011
三俣・樋遣川・大越地区 三俣・樋遣川・大越高齢者相談センター利根いこいの里 0480-53-6557
騎西地域 騎西高齢者相談センター多賀谷寿光園 0480-70-0035
北川辺地域 北川辺高齢者相談センター加須清輝苑 0280-23-1133
大利根地域 大利根高齢者相談センターふれ愛の郷 0480-78-1652


〇埼玉県虐待通報ダイヤル(24時間365日対応)
#7171(つながらない場合は、048-762-7533)

この記事に関するお問い合わせ先

福祉部 高齢介護課(本庁舎1階)

〒 347-8501
埼玉県加須市三俣二丁目1番地1
電話番号:0480-62-1111(代表) ファックス番号:0480-61-4281
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