日光社参房川渡船橋之絵図

更新日:2017年12月20日

施設概要
住所 加須市北下新井684番地1 大利根文化体育館内
日光社参房川渡船橋之絵図  この絵図は、第10代将軍家治(いえはる)公が安永5年4月に行った日光社参の時、房川(ぼうせん)渡し(栗橋~中田宿間)に臨時にかけた船橋です。
 川幅のうち流れの水面に高瀬舟53艘並べ1艘(そう)ごとに碇と石詰めの俵を結んで沈め、丸太と舟を結び付け梁(はり)と橋桁(はしげた)を並べ、そのうえに粗朶(そだ)を敷き、さらに縦二重に敷き、土砂と表面三寸通り砂を置いています。
また、川の両岸に杭を打ち込み杭と艫網(ろもう)で結び舟の安定を図っています。
 この船橋は、将軍の日光社参がすむと、一般の人は渡らせず直ちに取り片付けられました。絵図は略図ですが、栗橋・中田宿の様子及び中新井村(現在の旗井)の位置が記され、さらに日光連山なども描かれており、歴史的な面ばかりでなく絵画的要素も見られ、貴重な文化財となっています。
日光社参房川渡船橋之絵図の写真

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