自分らしい尊厳ある最期を迎えるために

更新日:2022年07月27日

自分らしい尊厳ある最期を迎えるために、人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)を始めてみませんか。

人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)とは

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは、万が一のときに備えて、自分が大切にしていることや望んでいる医療やケアについて、前もって考え、周囲の信頼する人たちと繰り返し話し合い、共有する取組のことをいいます。

人生会議とは、このアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称です。

なぜ人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)が必要なの?

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。

命の危険が迫った状態になると、約70%の人が医療やケアなどを自分で決めたり望みを人に伝えたりすることができなくなるといわれています。

前もって話し合いをしておくことで、万が一自分の気持ちを伝えられなくなったときでも、医療やケアを受ける上でご自身の意思が尊重されるとともに、家族などの心の負担を軽くすることに繋がります。

話し合いの進め方(例)

  項目 説明
1 大切にしていることは何ですか? あなたが大切にしていること、例えば「家族や友人のそばにいること」 「できる限りの治療が受けられること」 「家族の負担にならないこと」など、今の気持ちを信頼できる人に伝えておきましょう。
2 信頼できる人は誰ですか? あなたが自分の気持ちを伝えられなくなったときに、あなたの代わりにその気持ちを大切にし、代弁してくれる家族や友人などの信頼できる人を決めておきましょう。
3 信頼できる人や医療・ケアチームと話し合いましたか?

あなたが自分の気持ちを伝えられなくなったときに「どのような治療を受けたいか、または受けたくないか」 「どこで誰と最期を過ごしたいか」などについて、家族や友人などの信頼できる人や医療・介護関係者で構成される医療・ケアチームと話し合っておきましょう。

4 話し合いの結果を大切な人たちに伝えて共有しましたか?

話し合ったことは、「私の意思表示ノート(埼玉県医師会作成)(注釈)」などを活用して記録に残し、大切な人たちと共有しておきましょう。

時間の経過や健康状態によってご自身の意思は変化することがあるため、上記の表の1から4までについて、何度でも繰り返し考え、話し合いましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉部 高齢介護課(本庁舎1階)

〒 347-8501
埼玉県加須市三俣二丁目1番地1
電話番号:0480-62-1111(代表) ファックス番号:0480-61-4281
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