低温・日照不足に対応した土壌消毒について

埼玉県農林部からのお知らせ

低温・日照不足に対応した土壌消毒について

 

気象庁熊谷地方気象台の7月の気象データによると、本年は直近10年に比較して、最高気温、日照時間とも大幅に低く、少ない状況となっており、この状況は7月末まで続く見込みです。

このため、現在太陽熱土壌消毒を行っているハウスでは、地温の上昇不足により病原菌の死滅温度に達せず、防除効果が十分に得られない恐れがあります。

きゅうり抑制栽培など、定植作業までの処理期間が短く、土壌病害の発生が懸念されるハウスでは、薬剤を併用した土壌消毒を検討しましょう。

1 これまでの気象経過

 

年 次

最高気温の

積算温度(℃)

最高気温が30℃

を超えた日数(日曜日)

日照時間の

積算時間(時間)

本 年

745.0

5

42.3

直近10年

853.7

20

141.9

※数値は熊谷気象台の7月1日から7月27日までの観測値。

※直近10年は2010年から2019年の観測値単純平均。

2 技術対策

          (1)  うね立て後太陽熱土壌消毒中のハウス

灌水チューブを設置している場合は、液肥混合器等を利用してクロピクフローを注入する。灌水チューブを設置していない場合は、被覆資材を一時的に除去し、クロルピクリン錠剤をうね面に置いて再被覆する。所要くん蒸期間(地温15~25℃で10~15日間)経過後、ガスが完全に抜けていることを確認し苗の定植を行う。

(2)  うね立てをしていないハウス

ダゾメット粉粒剤(ガスタード微粒剤、バスアミド微粒剤)またはクロルピクリン錠剤を全面散布・土壌混和した後、一定期間(ダゾメット粉粒剤は地温20℃で10~14日、クロルピクリン錠剤は地温15~25℃で10~15日間)被覆を行う。土壌消毒処理終了後は、ガス抜きを十分行ってから苗の定植を行う。

ダゾメット粉粒剤は、きゅうりで定植21日前までに処理開始する必要があるので、計画的に処理開始する。

農薬を使用する際は、以下のホームページ等を参考にしてください。

埼玉県病害虫防除所

独立行政法人農林水産消費安全技術センターホームページ内の農薬登録情報提供システム

 

更新日:2020年08月11日