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渡良瀬川重助裏護岸工之図

更新日:2017年10月04日

施設概要

住所加須市栄
渡良瀬川重助裏護岸工之図

露月楼穣窓の筆になる絵馬です。北川辺は利根・渡良瀬・思の三川の搬土作用によって肥沃な土に恵まれていましたが、一方では河川の氾濫によって幾たびとなく泥水の底に沈められた歴史を持っています。この水害という禍を除いて肥沃な土を次代へ伝えるための努力の一つが護岸工事です。本図は、現在の旧川が「く」の字型にまがった地点における護岸工事を描いたもので、右下の紅白の内務省旗をかかげたところで二人の監督官と30人の工夫が土俵・石・その他の資材を積んだ舟を左右に動かして水制工事を進めています。河道には通運丸・高瀬舟・それに渡舟が描かれ、さかんな舟運のようすを示し、さらに小段を石で強化した堤防上の天端には道路が通じ、通行人の姿が描かれています。堤防に膚接して並ぶ農家のたたずまいも大いに注目に値するものがあり、背景に配した富士山は方角を表しています。筆致は決して秀れたものとはいえないが、写実的で保存状態も良好で、護岸工事の実態と河畔集落の特性を見事に描写した板絵として史料価値を有しています。

渡良瀬川重助裏護岸工之図

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